元々人付き合いが苦手で、転勤族・専業主婦となってから益々人と話すことが少なくなりました。

子供がいればその繋がりで話さざるをえないんでしょうが子なし主婦はコンビニで、

『お箸いりません』

くらいしか話さない日もザラです。

でも今の所全く不便は無し、むしろ快適。

しかし、イケメンとなれば話しは別です。

近所のスーパーにはペットボトルや牛乳パックを回収するボックスがあるんですが、ある日そこにペットボトルを捨てようとすると、丁度お兄さんが溜まったペットボトルを回収している所でした。

邪魔しちゃ悪いかなと思い立ち去ろうとしたら私の気配を感じたお兄さんが振り返って、

『どうぞどうぞ、捨ててください』

と、眩しいほどの笑顔で声をかけてくれました。

いやぁ、そして思いがけずイケメンでビックリ。

予期せぬ顔面に、たじろきました。

しかし、マスクをしていて助かった。

今のご時世マスクは必須ですが、口元を隠せるって老いをヒシヒシと感じる昨今、大変ありがたいです。

ほうれい線もばっちり隠せますしね。

ざわちんさんの〈ものまねメイク〉も、マスクで口元を隠しているパターンが多いですよね。

やはり口元ってその人が出るというか、顔において重要なパーツ。

"美人は口元で決まる" とも言われるそうですし、逆に口元を隠してしまえばそれなりになるって事でしょうか。

実際私も、外出時は眉毛を整えマスカラをしてマスクを付ければそれなりになりますし。

イケメンに話しかけられた日もマスクのおかげで、若干挙動不審でしたが何とか普通に返答できました。

私がスーパーで会ったイケメンもマスクをしていましたし、実際はそれほどの顔面ではなかったかもしれません。

でも "若いって素晴らしい" と、昭和の歌謡曲みたいな感想をもってしまいました。

"若さ" ってそこに存在するだけで、周りを元気にしてくれるなぁ。

自分がなくしつつある輝きを目の当たりにしてシミジミと感じました。

しかし若さは取り戻せないけど、笑顔と元気を持ち続ける事なら私にも出来る。

とりあえず笑っとこ。

誰も見てないけど。

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